2. 新マーケットの魔術師

(1)お勧め度 ★★★★★

(2)単行本(Amazon)、電子書籍(Kindle)

 

私のメモ書き

当時のメモ書き(当時の私が重要と思った箇所の抜粋/意訳)を掲載します。

本の概要を知っていただく事が目的ですので、メモ書きは厳選した一部だけ掲載しております。

メモ書きを9つのカテゴリに分類して、紹介しています。

 ” ⇒ ” は、私のコメント/解釈/方針です。私の成長につながった内容を記載しています。

 

メモ書き

トレードを上達させるには、多くの成功トレーダの考え方を学ぶことだと考えています。
この本は17人のスパートレーダたちにインタビューした内容が記載されています。
この世界では、一人のスーパートレーダの考え方を聞けるだけで、数十万円以上の価値があります。
1冊で17人のトレーダの考えを知る事ができる本書は、お得だと思います。
内容も素晴らしいので、初心者~中級レベルの人にお薦めできる本です。
① 負けトレーダの特徴
・『有効性もなく、マーケットに参加する。』
・『いいアイデアを持っていても、出初めに資金を賭けすぎて、ゲームから放り出される。』
・『ほとんどのトレーダは勝てる戦略を持っていない。仮に勝てる戦略を持っていても、その戦略を遂行できない』
⇒ どの世界でも、成功の仕方は多様ですが、失敗の仕方は共通しているものです。
  負けトレーダの特徴を避けるだけも、成功に近づくことができると考えます。
  システム、戦略(運用・リスク管理)、自己管理の一つでも欠けると成功できないと解釈できます。
  これを踏まえ、私はそれぞれに対して、自分なりの方法を確立する事に注力しました。 
② 検証
・『自分の手法に自信を持つため、まず、4年間トレード研究する。』
・『そのパターンが統計的に有効であることを自分に十分に納得させている。』
・『自分が成功すると固く信じている。絶対に勝てると裏打ちされた自信がある。』
・『このトレードで勝てるという具体的事実を確認している。』
⇒ 検証の目的は、「自分のトレード手法に自信を持つこと」です。
  逆に言うと、裏打ちのない手法では勝てないということです。
  自分が納得できるまで検証するようにしましょう。
③ 手法
・『損小利大の考えは古くから言われているが、まだまだ有効』
・『トレードで勝つ回数を最大化したいという欲望は、トレーダには不利に働く。勝率はあまり重要ではない』
・『有効な指標:移動平均線 意味のない指標:フェボナッチ、ギャンアングル、RSI、ストキャス』
・『RSI、ストキャスは意味がない』
⇒ 手法に関しては、あくまでそれそれのトレーダの分析結果と解釈しています。
  ただ、スーパートレーダの分析結果なので、大いに参考にすべきです。
④ 機械的システム
・『トレーディングルールを決め、それに従っている。』
・『トレードの感情的な側面を和らげるために、機械的なアプローチに100%焦点を合わせる。
  トレードの決断する精神力がないなら、機械的なシステムを開発してみる』
・『矛盾がなく、葛藤を起こすことがない』
・『有利な時だけ賭ける。』
⇒ トレードに心理戦という一面がある事は、多くのトレーダの共通の認識です。
  その心理戦で勝負するのではなく、有利なトレードを淡々と機械的に行う方が上手くいく。
  機械的なトレードが、多くのトレーダが行き着く答えのような気がします。
  私は、メンタルが弱い事を知っているので、どんなトレードもシステム化する事にしています。 
  
⑤ 資金管理
・『トレードの目的は金持ちになる事ではなく、ずっとトレードを続けること
  トレードができなくなれば、決して金持ちにはなれない』
・『負ける余裕のない金をリスクにさらすと、感情的なトレードになってしまう』
・『20~30連敗しても、対応できるように資金管理する。どんなトレーダでも負けが続くことがある。』
・『全てのトレードで自分の資金の1~2%を超えるリスクを取ってはいけない』
・『潜在的な収益より、潜在的な損失額を知る事』
⇒ 資金管理の目的は、長期間トレードする事にあると考えます。
  長期間トレードする事で、トレードで成功する確率を上げる事ができるからです。
  長期間トレードする為には、破産/撤退しない事が必要になります。
  破産/撤退しない為には、自分のシステムの潜在的なリスクを把握し、自分の許容できるリスク範囲内で運用することです。
  リスクの把握にも過去検証が必要になります。
⑥ 運用方法
・『勝っているときはポジションを大きくし、損失が続くとポジションを小さくする』
・『もし負けが続いたら、トレードサイズを小さくする。』
・『仮にトレードで資金の半分を失っても、小さいトレードで取り返す』
⇒ これはまさに、逆マーチンゲール法です。
  マーチンゲル法は、負けたら、次のトレードでロットを増やして短期で損を取り戻す方法です。
  すぐに損が解消されるので、精神は安定しますが、一度の失敗で撤退するリスクがあります。
  一方、逆マーチンゲールは、勝てばロットを増やし、負ければロットを減らす方法です。
  長期間、損が解消されないので精神力は必要になりますが、撤退のリスクを小さくすることができます。
  自分の許容できるリスク範囲で、逆マーチンゲール(いわゆる複利)で運用する事がよいと思います。
⑦ 戦略全般
・『その取引手法をベースに、合理的な取引戦略を引き出す』
・『資産運用のテクニックを取り入れ、この取引戦略の施行ルールを構築』
・『この取引戦略に長期的、多角的な再検討を継続する。』
⇒ 手法はシンプルに、戦略は複雑にする事がよいと言われています。
  手法が確立したら、資金管理、運用、ポートフォリオ等、負けない方法について研究していくのがよいと思います。
⑧ 自己管理
・『欲を認識して、コントロールできる。損失の可能性を認識している。』
・『自分のポジションに対する気持ちを感情的なものから切り離すすべを知っている。』
・『理論的なアプローチで、それを使いこなす精神力がいる』
・『トレード中も精神的に安定している。』
・『感情の管理能力が欠けているとトレードは失敗する。』
⇒ 多くのスーパートレーダが、感情コントロールを重視しています。
  トレードをしていると、多くの場面で感情が揺さぶられます。
  一つ一つ自分に合う方法を見つけていく必要があります。
   トレード時の感情を減らす:システムトレード化(明確なルールを作って運用)
   トレード時の感情をなくす:自動売買で運用(トレード作業をなくす)
   運用中の感情を減らす  :気にならない資金/リスクで運用する
                撤退基準を設けて、そのリスクを受け入れる
                頻繁に運用成績を見ないようにする 等 
⑨ その他
・『トレードが不安なとき、それぞれのトレードがこれからする1000のトレードの一つと考えれば、取るに足らないものと思える。』
⇒ トレードは確率のゲームと言われています。
  数回のトレードで、確率を議論する事はできません。
  勝つトレード手法でも、負ける年はあります。
  日々のトレードで一喜一憂するのをやめ、長期スパンで考えるようにすべきと考えます。