(1)お勧め度 ★★★★★

(2)単行本(Amazon)、電子書籍(Kindle)

マーケットは、様々な投資家が様々な考え方や分析に基づいてトレードしており
ランダムな動きが大部分を占めている。
その中で人間心理の非合理が、マーケットの非効率性を生み、
その中で合理的に行動できた人だけが、利益を得る仕組みになっている。
思うままに投資していては、いつまでたっても勝てない。
いかに非合理を避け、逆に非合理的な人間の行動から利益を上げるかについて解説している本。

私のメモ書き

当時のメモ書き(当時の私が重要と思った箇所の抜粋/意訳)を掲載します。

本の概要を知っていただく事が目的ですので、メモ書きは10個に厳選して掲載しております。

 ” ⇒ ” は、私のコメント/解釈/方針です。私の成長につながった内容を記載しています。

 

メモ書き

①『ランダムウォーク理論とは、「マーケットの成熟度が高ければ、相場の変動はブラウン運動に従う」という考え
 『ブラウン運動が相場の動きにいも適用されるための3つの条件
  1.(情報コストゼロ)相場を変動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる
  2.(取引コストゼロ)売買に際して、税金や手数料などがかからない
  3.(合理的な行動)全ての投資家は、金銭的利益を最大化するように行動する
 『相場の変動がブラウン運動に従うという考えを「効率的市場仮説」
 『ランダムウォーク理論が成り立つ場合、ファンダメンタルもチャート分析も意味がなく時間の無駄
 『多くの人が考えるよりはるかにランダム性があり、はるかに予測が難しいものである
⇒ FXトレーダとしては、あまり聞きたくないないようかも知れません。
  しかし、ほとんどはランダムである事を受け入れましょう。
  そうする事で、聖杯を求めたり、短期のトレードで結果を求める事がなくなります。
②『マーケットは、完全には効率的にならない理由
  1.パッシブ運用が増え、合理的でない売買が行われる為
  2.投資家の心理的な非合理性
⇒ 効率的ではない動きが狙い目です。
  だからといって、非効率な動きを狙い撃ちする事は困難なはずです。
  合理的なトレードを繰り返し、非合理な動きを自分がしない事が重要と思いっています。
③『マーケットに非効率が存在するとしたら、人間が非合理的な行動。特定のバイアスをもった偏りが強い
⇒ 人は非効率な行動をとる生き物です。
  人が非効率な行動をとりやすい状況を知る事で、勝てる可能性が高まります。
④『ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)
 『トレンドの過小評価』
  50%の勝率の勝負(コイン投げ等)で負けが続くと、次の確率は本来の確率以上に高い確率を見積もってしまう。
  トレンドの過小評価から過大評価へ
  コイン投げで、裏が出つづけると裏が出る確率が高い思い込み、一気に裏の人気が高くなる。
⇒ 人のハイアスの一つ
  バイアスを知る事で、トレードで有利に働きます。
  ポイントは、本来の確率以上に人が反応する行動を知る事だと思います。
⑤『プロスペクト理論』
 『人間は同額の利益から得る満足よりも、損失から受ける苦痛の方が大きい
  ・人間は利益が出ると小心者になり、すぐに利益を確保しようとする。
  ・一旦損失が発生すると、追加で損失が発生したときの苦痛よりも損失が減ることによる苦痛の解消の方が効果が大きい為、損失を解消しない気持ちが高まり、塩漬けやナンピンをする。
⇒ このプロスペクト理論(人は損失回避を優先する)は、非常に強い人のバイアスです。
  塩漬けやナンピンが、長いトレンドを作っている理由の一つかも知れません。
  トレードとプロスペクト理論を結び付けることで、手法のヒントになるかも知れません。
⑥『一度投資で大きなダメージを受けると、再度投資に調整しようという意欲がそがれ、大きく負けたときに投資から身を引いてしまう
⇒ 多くの成功したトレーダは、投資の格言として「ずっと投資を続ける事。諦めない事」を挙げています。
  投資を続けるためには、一度の負けで心が折れるほどのトレードをしてはいけません。
  小さいリスクで多くの投資を試し、勝てるトレードを見つけるまで、続けることだと思います。
⑦『理屈上では、ある程度予測可能なトレンドが存在している。
  それはゆっくりとしか伝わらない情報
  その観測が現実になるかどうかではなく、多数の支持を集めるかどうかで勝負が決まる
⇒ ランダムウォーク理論の前提の一つ『相場を変動させうる情報は、瞬時にマーケットに広がる』の前提が崩れるときの事です。
  面白いのは、現実が重要なのではなく、多数の支持を集めるかが重要という点です。
⑧『過去の相場のパターンは、相場のメカニズムやその時に投資家がどう反応するかを示したかという事に関する最良のテキスト
⇒ 過去検証をする理由は、相場の反応を調査する為です。
  チャートは、人の心理が反映されています。
  その心理を分析すると、勝てる手法が見えてくるかもしれません。
⑨『多くの投資家はマーケットの非効率をつくる原因であって、非効率を利用して、プラスの期待リターンを得ることはできない
 『「人間は、もともと投資で負けるようにできている」
⇒ 人は、非効率的な行動をとる生き物です。
  主観的なトレード(裁量トレード)で、効率的な行動をとり続けることは困難です。
  トレードが心理戦である事を早く理解し、システムトレードに専念しましょう。
⑩『「戦略や戦術は教科書や授業で教わることはできない。」

  会得する為には、過去の戦術を自分で丹念に調べる事。自分なりの戦略原理だけが、応用が利くもの
⇒ 素晴らしい手法は、人が教えてくれる事はありません。
  自分で検証して見つけるしかありません。 
  利益を上げているEAがあれば、それを分析するのもよい手かも知れません。